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2017年05月30日

レインボーシックスシージ、光学機器について(Aimpoint T1)

初ブログを立ち上げて何を書こうか迷った結果、テストがてら手持ちの光学機器について書こうと思います。
結構たくさんレビューが上がっている製品ばかりなので、今更感も大きい。
なので今回はビギナー向けに、ゲーム「レインボーシックスシージ」に登場する光学機器と絡めて書いてみる
今回はゲームしか知らない人が読むことも想定して、ミリ・オタクには常識と思われることでもくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくど説明するので知ってる人は読み飛ばしていただきたい
レインボーシックスシージ、光学機器について(Aimpoint T1)
レインボーシックスシージ、光学機器について(Aimpoint T1)


レインボーシックスシージというゲームは、5vs5に分かれて勝敗を争うFPSゲームです。
従来のFPSと異なりリスポーン(復活)がないうえに彼我の人数も少なく個々のキャラクターの特性も異なるため個々のプレーヤーの責任が重大。
ちょいと敷居が高いものの、緊張感と奥深さと中毒性は類を見ないものがあります。是非お試しあれ
レインボーシックスというのは小説家のトムクランシー原作で~~・・・という話をしていくとキリがないのでそれについては割愛
レインボーシックスシージ、光学機器について(Aimpoint T1)



今回アップするのはスペツナズを除く西側(?)のCTUが使う光学機器類について
残念ながら今は手元にないものや、微妙に型番の違うものがあるけどご容赦を。
書き始めるとテキストがやたらと長くなってしまったので数回に分けます。
はじめはこいつから

Aimpoint Micro T1 2MOAドットサイト
ゲーム内での呼称は「レッドドット」
レインボーシックスシージ、光学機器について(Aimpoint T1)
レインボーシックスシージ、光学機器について(Aimpoint T1)

実際の特殊部隊でもたくさん使用されている定番品。
重量84グラムと小型軽量、アルミCNC製でハードアノダイズドコート。
摂氏マイナス45度から71度までの範囲で使用可能。25m防水と耐久性に優れている。
作中最もオーソドックスなドットサイト。RMR(リフレックス)派も多いみたいですが、どうも実機を覗いたときの印象を引きずってしまうのか、私はこちらのほうが好みかな
価格はPS4pro二台分くらい
これがゲームとリアルのサイトピクチャー比較。ゲーム内では対物レンズなど無いかのようにクリアだ。本当にこんなドットサイトがあればなと思います
レインボーシックスシージ、光学機器について(Aimpoint T1)

カメラ撮影なので大部分が影に覆われてしまっているが、現実には左目の視野も加わるのでゲーム内での見え方はかなり近い。
型番の2MOA(Minute of angle)というのはドットのサイズを示していて、100m先にドットを向けたとき、約5.8cmの範囲になることを表す。
もっと突っ込んだことを言えば、一周360度刻みとした場合、1度の60等分が1MOAと定義される。銃器関係では射撃に照準にとなにかと頻出するターム。
4MOA、9MOAともっと大きいものもある。
そういえば一時期シージでもアプデでドットがやたらと大きくなった時期があって、その時のドットは9MOAくらいあった気がします
レインボーシックスシージ、光学機器について(Aimpoint T1)

Micro T1は25mからパララックスフリーになる。これは如何なる位置でドットを覗いても狙点が同じになるということ。
翻ってこの機能がないと覗く位置によってコロコロ着弾点が変わることになる。それでは照準器としての機能を欠いていると言わざるを得ない。
(厳密には、ドットサイトの原理上100%パララックスをなくす事はできない。TVゲームではどんなに逼迫した状況でも覗く位置は常にど真ん中なので気にすることありませんが)
現実のT1のレンズは少し青みが買って見えるが、それはこのコーティングのせい。
レインボーシックスシージ、光学機器について(Aimpoint T1)


ドット発光の原理は、筒内に配置したLEDを対物レンズで反射(リフレックス)させてドットサイトを投影している。
従ってT1を「リフレックスサイト」と呼んでも何ら間違いではない(画像は拾い物)
レインボーシックスシージ、光学機器について(Aimpoint T1)

赤いコーティングはこのLEDを内側に反射させるためのもの。
筒内に入る光うち赤い光(の一部の波長)だけを跳ね返すので視界から赤みが抜け、青っぽく見える。
実はこのコーティングにドットサイトの良し悪しの一つが現れる。
ドットの光点を高効率で反射させなければバッテリーの負担が大きくなり、可能な限り多くの波長を透過させなければ使用者の視野が暗くなる。
LEDの波長に対してなるべくドンピシャなコーティングほどクリアな視界になる

バッテリーはここに収納される。レプリカとの違いとして、本体側に±の両端子がついているのでバッテリーキャップなしでも一応光ります
100均でも売っているCR2032バッテリー、このバッテリーはドットサイトやスコープのイルミネート用として幅広く使える
ランタイムは輝度8(日中使える明るさ)を点けっぱなしで5年以上。永久機関作れそうレインボーシックスシージ、光学機器について(Aimpoint T1)

ナイトビジョン(暗視装置)にも対応しているので夜間戦闘にも適する。
レインボーシックスシージ、光学機器について(Aimpoint T1)

ナイトビジョンは赤外線(IR)が見える、ということでよく勘違いされていることだが別に赤外線のドットが光るわけではない。
二個もLEDを積んでいたら故障リスクが増えるし、出力にもよるが赤外線LEDのドットなんかを直視したら増幅菅は焼けてしまう(ナイトビジョンについてはまた今度くどくど書きます)
これは通常の赤色LEDを肉眼では見えないレベルにまで暗くする機能だ
レインボーシックスシージ、光学機器について(Aimpoint T1)

次回は(次回がもしあったらの話)ACOGかリフレックス(RMR)について



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Posted by 古屋  at 21:34 │Comments(0)ドットサイトとか

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