CATEGORY:スコープ
2017年06月16日
【低価格】スコープ比較【ハイエンド】 part6(覗き比べ対決)
ついにこの記事まで来た。
下の画像はただのヘッダー画像なので気にしないでください
本題の比較低価格帯公開処刑に入る前に撮影条件について説明しておく

・撮影には三脚を二台使用。
高さ、位置、角度を微調整可能なマウントベースにカメラとスコープを固定して撮影している(してもらっている)。
それでもスコープの撮影は難しく、ほんのコンマ数ミリ少しズレただけでも画質が変わってしまう。
ココでの結果は参考程度にとどめてください。
・可能な限り条件をそろえるために同じアングルで撮影してある。
が、時々刻々と日が雲に隠れたり直射日光が出たり、日が落ちてきて暗くなったりしているので明るさ、色温度のコンディションは必ずしも均一ではない。
例えば、初めの方に撮影したシュミベンレプリカ、リューポルドレプリカ、NXSあたりは比較的日が出ていたがが、終盤に撮ったマーチ、ATACRの時点では日が陰ってきている。
解像度と歪みのレベルは画像で表せるが上記については念頭に置いてご覧ください。
・PCでの閲覧を前提に画像を切り抜いている。
スマホ用サイトでは十分な解像度が出ないのでPC表示に切り替えて読むことを推奨します。
・ブログの横幅いっぱいである600pxまで縮小せざるを得ない関係上、実際よりもかなり画質は劣化している。
画面に近づきすぎない距離でご鑑賞いただければと思う。
・記事の長さの関係もあって3倍、6倍、10倍といった大雑把な倍率でしか全体の比較ができない。
高倍率モデルは15倍以上も掲載しているが、数枚撮影し忘れていたので比較対象が変則的になった。(ATACRとマーチ、Razorとマーチなど)
ご了承ください。
・カメラとスコープのフォーカス、視度を調整しながら各スコープで可能な限り鮮明な画像になるようセッティングした。
ただし撮影の距離が取れなかった(55メートル)のため、サイドフォーカスのないRazor HD 1-6とNightforce NXS 2.5‐10にはアンフェアな撮影条件になっていることを併記する。
・20倍を超える倍率ではピントが合い切らない。これも普通に長距離を覗くよりもハンデがあることにご留意ください
ではまず8機種全ての比較が可能な5~6倍からどうぞ
・ノーブランド Leupold mk4レプリカ 3.5-10×40

・Vector Optics Siegfried 3-12×50

・Nightforce NXS 2.5-10×24

・Vortex Optics Razor HD Gen2 3-18×50

・Vortex Optics Razor HD Gen2 1-6×24

・Nightforce ATACR 5-25×56

・Premier Heritage Tactical 3-15×50

・March F Compact 3-24×42

もう結果は見たまんまであります。
ATACRだけ5倍で他は全部6倍に設定してある。
FOV(視野)やコントラスト、線の明瞭さ、レンズのフチの大きさの違いが伝わると思う。
プレミアとマーチが一番寒色系に近い。
対してVortexの二機種は比較的暖色系になった。
ナイトフォースはその中間的な色合いだ。
一番上の二機種はレンズのフチが太すぎて完全にトリミングの視界内が真っ暗だ
対してRazor HD二機種はココがかなり薄い。
ATACRとマーチは少し歪みが見えるが、20倍を超える最大倍率を持つのがこの二機種ということもあって何か関係あるのだろうか?
サイドフォーカスがついているのにも関わらず、リューポルドレプリカの画質はかなり酷い。
肉眼で見ればもう少し補正がかかってましに見えるが、カメラで機械的にピントを合わせるとこうなってしまう。コントラストにも乏しい。
S&Bレプリカは解像度はあるが、高額製品と比べると全体的に色の透過率と再現性が悪い。
8倍率での比較(Razor 1-6を除く)
・ノーブランド Leupold mk4レプリカ 3.5-10×40

・Vector Optics Siegfried 3-12×50

・Nightforce NXS 2.5-10×24

・Vortex Optics Razor HD Gen2 3-18×50

・Premier Heritage Tactical 3-15×50

・Nightforce ATACR 5-25×56

・March F Compact 3-24×42

マーチが気持ち暗めで色のコントラストが落ちているが、夕方に撮影してるのでカメラの明るさで多少補正したとはいっても仕方がない・・・実際の明るさはどれもほぼ遜色ない
サイドフォーカスのないNXSは最大倍率のためかピントはボケていて、少し像が暗いのは24mmという小さな対物径がモロに影響している。
リューポルドレプリカは言わずもがな、シュミベンレプリカはピントが合わないというよりもこの辺が解像度の限界だった。
そこから幾分倍率を下げる。この比較での最低倍率。
2.5倍から3倍
・Vector Optics Siegfried 3-12×50

・Nightforce NXS 2.5-10×24

・Vortex Optics Razor HD Gen2 3-18×50

・Vortex Optics Razor HD Gen2 1-6×24

・Premier Heritage Tactical 3-15×50

・March F Compact 3-24×42

ナイトフォースNXSだけ2.5倍でほかは3倍
一応この低倍率でもカメラのズームを使って標識にフォーカスを合わせてある。
S&Bレプリカ、プレミア、ナイトフォース二機種はフォーカスの合う範囲が広いのか周辺部分の解像度も明瞭な感じ
この倍率でならサイドフォーカスはなくてもあまり気にならない。
サバゲで一番使うのもこの倍率だろう。
ショートスコープのRazor 1‐6が輝く倍率でもある
15倍
この倍率はマーチでの撮影を忘れていてATACR、Razor、Premierの画像しかなかった
・Vortex Optics Razor HD Gen2 3-18×50

・Premier Heritage Tactical 3-15×50

・Nightforce ATACR 5-25×56

Razor HD Gen2のコントラストがいい感じ。赤と黄色の看板では特に暖色系のコーティングが引き立つような?
照明の状況も違うので一概に言えないが・・・
18倍。これはマーチとRazorの画像しかなかった・・・
・Vortex Optics Razor HD Gen2 3-18×50

・March F Compact 3-24×42

この値の倍率から目立って明るさが落ちてくるが、肉眼では違和感なく補正できてしまうレベル。
マーチの下半分がちょっとブレちゃってる・・・
25倍 ATACRとマーチ
・Nightforce ATACR 5-25×56

・March F Compact 3-24×42

流石に55メートルではもうピントが合わない倍率。
マーチのレティクルも最大限拡大されている。中心はドットになっていて狙いやすいが、その周りはちょっと太すぎる気がしないでもない。高倍率比にFFPレティクルを搭載するときの悩みの種だ。
またATACRよりも歪みが出てしまっている
比較を終えて、反省点としては
サイトロンやノーベルアームズといった、エアソフト用に広く普及している機種も混ぜられれば良かったなとちょっと後悔。
あと数百メートルの距離でも撮影できていれば・・・というのと撮影も正午頃ならば日照条件の変化も穏やかだったのかなと思いました。
とはいえ、ある程度の光学性能は札束で買えるという身も蓋もない結果については共有できたと思う。
最後に、Razor HD 1-6をお貸しいただき撮影をしていただいたSemさんと、
Premier、ATACRをお貸しいただいた一さん、マーチを貸してくれたハメル君には感謝を述べたい。
特にSemさんは遠方からお越しにも拘らず機材を全部持ってきていただいて、撮影も丸投げだったので私がやったことといえばチョイチョイっとこの記事を編纂しただけです。
Semさんについては、歩く3Dプリンタとでもいうような人で、ツイッターやブログでフルスクラッチを含むカスタムガンを多く制作している方でもあります。
作例

AX AICS~アキュラシーインターナショナルの最新シャシーストック~に搭載されたレミントンM700(タナカカート式ベース)・・・
こんなのを一からフルスクラッチで作ってしまう
興味がある人はこちらのブログも訪問してみてください↓
http://sem638.blog.fc2.com
追伸
次回は秋ころに比較機種を増やして同じことをやるかも
下の画像はただのヘッダー画像なので気にしないでください
本題の比較

・撮影には三脚を二台使用。
高さ、位置、角度を微調整可能なマウントベースにカメラとスコープを固定して撮影している(してもらっている)。
それでもスコープの撮影は難しく、ほんのコンマ数ミリ少しズレただけでも画質が変わってしまう。
ココでの結果は参考程度にとどめてください。
・可能な限り条件をそろえるために同じアングルで撮影してある。
が、時々刻々と日が雲に隠れたり直射日光が出たり、日が落ちてきて暗くなったりしているので明るさ、色温度のコンディションは必ずしも均一ではない。
例えば、初めの方に撮影したシュミベンレプリカ、リューポルドレプリカ、NXSあたりは比較的日が出ていたがが、終盤に撮ったマーチ、ATACRの時点では日が陰ってきている。
解像度と歪みのレベルは画像で表せるが上記については念頭に置いてご覧ください。
・PCでの閲覧を前提に画像を切り抜いている。
スマホ用サイトでは十分な解像度が出ないのでPC表示に切り替えて読むことを推奨します。
・ブログの横幅いっぱいである600pxまで縮小せざるを得ない関係上、実際よりもかなり画質は劣化している。
画面に近づきすぎない距離でご鑑賞いただければと思う。
・記事の長さの関係もあって3倍、6倍、10倍といった大雑把な倍率でしか全体の比較ができない。
高倍率モデルは15倍以上も掲載しているが、数枚撮影し忘れていたので比較対象が変則的になった。(ATACRとマーチ、Razorとマーチなど)
ご了承ください。
・カメラとスコープのフォーカス、視度を調整しながら各スコープで可能な限り鮮明な画像になるようセッティングした。
ただし撮影の距離が取れなかった(55メートル)のため、サイドフォーカスのないRazor HD 1-6とNightforce NXS 2.5‐10にはアンフェアな撮影条件になっていることを併記する。
・20倍を超える倍率ではピントが合い切らない。これも普通に長距離を覗くよりもハンデがあることにご留意ください
ではまず8機種全ての比較が可能な5~6倍からどうぞ
・ノーブランド Leupold mk4レプリカ 3.5-10×40

・Vector Optics Siegfried 3-12×50

・Nightforce NXS 2.5-10×24

・Vortex Optics Razor HD Gen2 3-18×50

・Vortex Optics Razor HD Gen2 1-6×24

・Nightforce ATACR 5-25×56

・Premier Heritage Tactical 3-15×50

・March F Compact 3-24×42

もう結果は見たまんまであります。
ATACRだけ5倍で他は全部6倍に設定してある。
FOV(視野)やコントラスト、線の明瞭さ、レンズのフチの大きさの違いが伝わると思う。
プレミアとマーチが一番寒色系に近い。
対してVortexの二機種は比較的暖色系になった。
ナイトフォースはその中間的な色合いだ。
一番上の二機種はレンズのフチが太すぎて完全にトリミングの視界内が真っ暗だ
対してRazor HD二機種はココがかなり薄い。
ATACRとマーチは少し歪みが見えるが、20倍を超える最大倍率を持つのがこの二機種ということもあって何か関係あるのだろうか?
サイドフォーカスがついているのにも関わらず、リューポルドレプリカの画質はかなり酷い。
肉眼で見ればもう少し補正がかかってましに見えるが、カメラで機械的にピントを合わせるとこうなってしまう。コントラストにも乏しい。
S&Bレプリカは解像度はあるが、高額製品と比べると全体的に色の透過率と再現性が悪い。
8倍率での比較(Razor 1-6を除く)
・ノーブランド Leupold mk4レプリカ 3.5-10×40

・Vector Optics Siegfried 3-12×50

・Nightforce NXS 2.5-10×24

・Vortex Optics Razor HD Gen2 3-18×50

・Premier Heritage Tactical 3-15×50

・Nightforce ATACR 5-25×56

・March F Compact 3-24×42

マーチが気持ち暗めで色のコントラストが落ちているが、夕方に撮影してるのでカメラの明るさで多少補正したとはいっても仕方がない・・・実際の明るさはどれもほぼ遜色ない
サイドフォーカスのないNXSは最大倍率のためかピントはボケていて、少し像が暗いのは24mmという小さな対物径がモロに影響している。
リューポルドレプリカは言わずもがな、シュミベンレプリカはピントが合わないというよりもこの辺が解像度の限界だった。
そこから幾分倍率を下げる。この比較での最低倍率。
2.5倍から3倍
・Vector Optics Siegfried 3-12×50

・Nightforce NXS 2.5-10×24

・Vortex Optics Razor HD Gen2 3-18×50

・Vortex Optics Razor HD Gen2 1-6×24

・Premier Heritage Tactical 3-15×50

・March F Compact 3-24×42

ナイトフォースNXSだけ2.5倍でほかは3倍
一応この低倍率でもカメラのズームを使って標識にフォーカスを合わせてある。
S&Bレプリカ、プレミア、ナイトフォース二機種はフォーカスの合う範囲が広いのか周辺部分の解像度も明瞭な感じ
この倍率でならサイドフォーカスはなくてもあまり気にならない。
サバゲで一番使うのもこの倍率だろう。
ショートスコープのRazor 1‐6が輝く倍率でもある
15倍
この倍率はマーチでの撮影を忘れていてATACR、Razor、Premierの画像しかなかった
・Vortex Optics Razor HD Gen2 3-18×50

・Premier Heritage Tactical 3-15×50

・Nightforce ATACR 5-25×56

Razor HD Gen2のコントラストがいい感じ。赤と黄色の看板では特に暖色系のコーティングが引き立つような?
照明の状況も違うので一概に言えないが・・・
18倍。これはマーチとRazorの画像しかなかった・・・
・Vortex Optics Razor HD Gen2 3-18×50

・March F Compact 3-24×42

この値の倍率から目立って明るさが落ちてくるが、肉眼では違和感なく補正できてしまうレベル。
マーチの下半分がちょっとブレちゃってる・・・
25倍 ATACRとマーチ
・Nightforce ATACR 5-25×56

・March F Compact 3-24×42

流石に55メートルではもうピントが合わない倍率。
マーチのレティクルも最大限拡大されている。中心はドットになっていて狙いやすいが、その周りはちょっと太すぎる気がしないでもない。高倍率比にFFPレティクルを搭載するときの悩みの種だ。
またATACRよりも歪みが出てしまっている
比較を終えて、反省点としては
サイトロンやノーベルアームズといった、エアソフト用に広く普及している機種も混ぜられれば良かったなとちょっと後悔。
あと数百メートルの距離でも撮影できていれば・・・というのと撮影も正午頃ならば日照条件の変化も穏やかだったのかなと思いました。
とはいえ、ある程度の光学性能は札束で買えるという身も蓋もない結果については共有できたと思う。
最後に、Razor HD 1-6をお貸しいただき撮影をしていただいたSemさんと、
Premier、ATACRをお貸しいただいた一さん、マーチを貸してくれたハメル君には感謝を述べたい。
特にSemさんは遠方からお越しにも拘らず機材を全部持ってきていただいて、撮影も丸投げだったので私がやったことといえばチョイチョイっとこの記事を編纂しただけです。
Semさんについては、歩く3Dプリンタとでもいうような人で、ツイッターやブログでフルスクラッチを含むカスタムガンを多く制作している方でもあります。
作例
AX AICS~アキュラシーインターナショナルの最新シャシーストック~に搭載されたレミントンM700(タナカカート式ベース)・・・
こんなのを一からフルスクラッチで作ってしまう
興味がある人はこちらのブログも訪問してみてください↓
http://sem638.blog.fc2.com
追伸
次回は秋ころに比較機種を増やして同じことをやるかも
Unity Tactical Fast mount & Aimpoint 3x magnifier
Vortex Razor HD Gen2 1-6
Schmidt & Bender PMⅡ Shortdot 1.5-8×26
Nightforce BEAST 5-25×56
BT-engineering/AWP 34mm QDUMS CSASS
新しい筒選び
Vortex Razor HD Gen2 1-6
Schmidt & Bender PMⅡ Shortdot 1.5-8×26
Nightforce BEAST 5-25×56
BT-engineering/AWP 34mm QDUMS CSASS
新しい筒選び
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