CATEGORY:スコープ
2017年06月11日
【低価格】スコープ比較【ハイエンド】 part3(シュミベンレプリカ)
三回目の今日は、レビューが少ないシュミットアンドベンダーのレプリカ。
外観は特にいうことはない。刻印以外まんまPMⅡである。
中華初の34mmチューブではないか?太さが好きですね僕は
Vector Optics Siegfried 3-12×50


価格は5万円ちょいと、まあよくぞこの値段でシュミベンを再現したという感じ。(いちいちイヤミったらしく値段の話をするがその趣旨は第一回で説明してある)
サイドフォーカス、倍率は3倍から12倍。イルミネート機能付きです。
ゼロインの手順は、まずノブをカチカチと動かしながら普通にゼロインする。
それが完了したらノブのサイドにある芋ねじを外す。

芋ねじを外すとノブ自体がフリーになるので、Oリングが見えるところまで浮かせてからセンターラインを「0」に合わせ、ノブを再びハメ込み、芋ねじを締めて固定する。
これで任意の距離でのゼロインが完了。
あとはゼロインした距離を覚えておき、距離に応じてノブのクリック増減を行う。
1クリック=1cmとしか書いてないがたぶん100m先での話だ。
1クリックが0.1mrad(ミリラジアン、100mで1cm)というのは結構ポピュラーな方式だ。10進法ベースなので使いやすい。
スコープには10進法ベースのmrad単位とヤードポンド法ベースのMOA単位が混在しているので頭が混乱するかもしれないが・・・
一周360度の1度を60等分したMOA(minute of angle)というのが100m先で約2.9cmだ。
しかしアメリカでは1MOAの単位を100yd先で1インチ(2.54cm)としている。
アメリカMOAの公式を100m先のサイズに当てはめると2.77cmとなり1mm以上の誤差になる。
たんにMOAといっただけでも国際的な基準とアメリカの基準は違うのだ。
100mで1mmちょっと程度ならたいした違いに聞こえないかもしれないが長距離になるほど誤差が大きくなり無視できなくなる。
MOA単位がヤードポンドベースというのはこのためで、MOA表記のスコープは全てアメリカンMOAを基準に作られている。
これを聞くと普通はどう考えても10進法の方が使いやすいに決まってるのだが、どうも肉の国では複雑怪奇なヤードポンド法をマスターしないとこの業界で食っていけないらしい


ノブは一回転すると上部に黄色いインジケーターが現れる「ダブルターンエレベーションノブ」をキッチリ再現している。
この手のハイエンドスコープ(これはレプリカだけど)には、ゼロインした基準点を射手が忘れないようこの手のインジケーター機能を搭載していることが多い。
ノブのインジケーターが黒いときは、下の白い数字(クリック数)を、インジケーターが黄色くなった後は上の黄色い数字を参照すれば良い
実銃ではゼロインした距離よりも遠いor近い距離を撃つときは弾道を計算してノブは調整せずにレティクルの目盛を目印に撃つ(ホールドオーバー)か、距離に合わせてノブのクリックを調整して撃つか決めるわけだけど、
この機能があればどれだけクリックを回しても咄嗟にゼロインした距離までレティクルを戻すことが簡単になる。
実物にはこれに加えてノブの不用意な回転を防ぐゼロストップ機能を有したものもある



レティクルはミルドットだがファーストフォーカルプレーン(FFP)を搭載している。
レプリカ系低価格スコープでここまで再現したのは評価したい。
倍率に応じてレティクルが拡大縮小される機能で、長所はどんな倍率でも標的に対してレティクルのドットのサイズ、間隔が一定なのでホールドオーバーやレティクルを用いた簡易測距が容易なこと。
欠点はレティクル形状によっては低倍率でセンターラインが見えづらくなること

これに対して倍率に関わらずレティクルのサイズが一定なスコープをセカンドフォーカルプレーン(SFP)という。
昨日のパチポルド君などがそうです。
当然この場合はレティクルが示す太さや幅はメーカーが設定した倍率でしか適用されない。
例えばミルドットのドットとドットの幅が1mil(ミル=MRAD=ミリラジアン)~~100m先で10cmの幅~~だとしてもそれはメーカーが設定した倍率内での話なので、それ以外の倍率で設定していた場合はレティクルを使った射撃は難しい、となる。
レンズコーティングは前後共にグリーンのマルチコート。


なお、やっぱりシュミベンコピーを数万円で作るというのは厳しいのか、作りはかなり荒い。
Oリングがはみ出してたりディオプターのゴムキャップがぶっ飛んでいて到着後早々アロンアルファのお世話になったりした。
が、まあ低予算でUSMCの狙撃銃に雰囲気を似せたいときは避けて通れない貴重なモデルかなと思います。
ところでスコープの像を撮影しに行ったらなんだが追加の筒が増えちゃって・・・大変なことになってきました
左の4個は借り物なので外観レビューは出来ませんが、覗き比べの第六部で紹介します。
こいつらの名前全部言える人でも同時に覗き比べた人はいないでしょうね中々

明日はナイトフォースNXSのコーナー

外観は特にいうことはない。刻印以外まんまPMⅡである。
中華初の34mmチューブではないか?太さが好きですね僕は
Vector Optics Siegfried 3-12×50


価格は5万円ちょいと、まあよくぞこの値段でシュミベンを再現したという感じ。(いちいちイヤミったらしく値段の話をするがその趣旨は第一回で説明してある)
サイドフォーカス、倍率は3倍から12倍。イルミネート機能付きです。
ゼロインの手順は、まずノブをカチカチと動かしながら普通にゼロインする。
それが完了したらノブのサイドにある芋ねじを外す。
芋ねじを外すとノブ自体がフリーになるので、Oリングが見えるところまで浮かせてからセンターラインを「0」に合わせ、ノブを再びハメ込み、芋ねじを締めて固定する。
これで任意の距離でのゼロインが完了。
あとはゼロインした距離を覚えておき、距離に応じてノブのクリック増減を行う。
1クリック=1cmとしか書いてないがたぶん100m先での話だ。
1クリックが0.1mrad(ミリラジアン、100mで1cm)というのは結構ポピュラーな方式だ。10進法ベースなので使いやすい。
スコープには10進法ベースのmrad単位とヤードポンド法ベースのMOA単位が混在しているので頭が混乱するかもしれないが・・・
一周360度の1度を60等分したMOA(minute of angle)というのが100m先で約2.9cmだ。
しかしアメリカでは1MOAの単位を100yd先で1インチ(2.54cm)としている。
アメリカMOAの公式を100m先のサイズに当てはめると2.77cmとなり1mm以上の誤差になる。
たんにMOAといっただけでも国際的な基準とアメリカの基準は違うのだ。
100mで1mmちょっと程度ならたいした違いに聞こえないかもしれないが長距離になるほど誤差が大きくなり無視できなくなる。
MOA単位がヤードポンドベースというのはこのためで、MOA表記のスコープは全てアメリカンMOAを基準に作られている。


ノブは一回転すると上部に黄色いインジケーターが現れる「ダブルターンエレベーションノブ」をキッチリ再現している。
この手のハイエンドスコープ(これはレプリカだけど)には、ゼロインした基準点を射手が忘れないようこの手のインジケーター機能を搭載していることが多い。
ノブのインジケーターが黒いときは、下の白い数字(クリック数)を、インジケーターが黄色くなった後は上の黄色い数字を参照すれば良い
実銃ではゼロインした距離よりも遠いor近い距離を撃つときは弾道を計算してノブは調整せずにレティクルの目盛を目印に撃つ(ホールドオーバー)か、距離に合わせてノブのクリックを調整して撃つか決めるわけだけど、
この機能があればどれだけクリックを回しても咄嗟にゼロインした距離までレティクルを戻すことが簡単になる。
実物にはこれに加えてノブの不用意な回転を防ぐゼロストップ機能を有したものもある



レティクルはミルドットだがファーストフォーカルプレーン(FFP)を搭載している。
レプリカ系低価格スコープでここまで再現したのは評価したい。
倍率に応じてレティクルが拡大縮小される機能で、長所はどんな倍率でも標的に対してレティクルのドットのサイズ、間隔が一定なのでホールドオーバーやレティクルを用いた簡易測距が容易なこと。
欠点はレティクル形状によっては低倍率でセンターラインが見えづらくなること

これに対して倍率に関わらずレティクルのサイズが一定なスコープをセカンドフォーカルプレーン(SFP)という。
昨日のパチポルド君などがそうです。
当然この場合はレティクルが示す太さや幅はメーカーが設定した倍率でしか適用されない。
例えばミルドットのドットとドットの幅が1mil(ミル=MRAD=ミリラジアン)~~100m先で10cmの幅~~だとしてもそれはメーカーが設定した倍率内での話なので、それ以外の倍率で設定していた場合はレティクルを使った射撃は難しい、となる。
レンズコーティングは前後共にグリーンのマルチコート。


なお、やっぱりシュミベンコピーを数万円で作るというのは厳しいのか、作りはかなり荒い。
Oリングがはみ出してたりディオプターのゴムキャップがぶっ飛んでいて到着後早々アロンアルファのお世話になったりした。
が、まあ低予算でUSMCの狙撃銃に雰囲気を似せたいときは避けて通れない貴重なモデルかなと思います。
ところでスコープの像を撮影しに行ったらなんだが追加の筒が増えちゃって・・・大変なことになってきました
左の4個は借り物なので外観レビューは出来ませんが、覗き比べの第六部で紹介します。
こいつらの名前全部言える人でも同時に覗き比べた人はいないでしょうね中々
明日はナイトフォースNXSのコーナー

Unity Tactical Fast mount & Aimpoint 3x magnifier
Vortex Razor HD Gen2 1-6
Schmidt & Bender PMⅡ Shortdot 1.5-8×26
Nightforce BEAST 5-25×56
BT-engineering/AWP 34mm QDUMS CSASS
新しい筒選び
Vortex Razor HD Gen2 1-6
Schmidt & Bender PMⅡ Shortdot 1.5-8×26
Nightforce BEAST 5-25×56
BT-engineering/AWP 34mm QDUMS CSASS
新しい筒選び
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