CATEGORY:スコープ
2017年06月13日
【低価格】スコープ比較【ハイエンド】 part5(Vortex Razor HD Gen2)
我が家のスコープで最も巨大なスコープ。
大好きなスコープなので今日は特に記事が長い。
Vortex Optics Razor HD Gen2 3-18×50

このクラスのスコープでは、3~4倍から20倍以下までのミドル~ロングレンジ用、5~6倍から25倍程度までのロングレンジ用に分かれていることが多い。
ナイトフォースATACRシリーズ、Steiner T5Xiシリーズ、Bushnell ERSとXRS、Kahles K624I、Tangent theta、Leupold MK6とMK8などなど。
シュミットアンドベンダーやディオン光器は、9~10近い倍率比のモデルを展開しているが・・・

重量1360g
全長36.6cm
初めに断っておくがVortex opticsである。
Vector opticsと混同している人がたまにいるが全く違うメーカーだ。
3~4年前まではパッとした製品もなく中華に製造を委託した低価格帯が多かったので正直あまり印象がなかったが、
タクティカルシューティング競技で人気を博したりデルタのHK416や、MK17といった軍用銃に乗ってたりと今や飛ぶ鳥を落とす勢いの光学機器メーカーになった。(もちろん今でも低~中価格ラインはあります)


そう、マルイのHK416デルタに本来乗るべきスコープはVortex Razorなのだ
近年のPRS(Precision rifle series、精密ライフルを用いたタクティカル競技)ではシュミットアンドベンダーやナイトフォースといった大御所を抑えてシェアを席巻しつつある。
これは先日の記事でも紹介した。


Made in Japanである。たぶん産地は長野だろう。
アメリカでの価格は2400ドル前後、国内では35~40万程度だがそもそも個体数がないのでやはり時価である。
取り寄せで50万という数字も見たがそれはちょっと金取りすぎかな・・・
3倍から18倍という倍率はエアソフトの基準では高倍率だが実際には中距離~ちょっと遠距離くらいの倍率。
5-27と迷ってDMRにも似合うかもということでこちらを買ったがプレシジョンライフル競技では5-27の使用例が圧倒的に多いんですよね。
スコープ単体でほぼマルイG17二丁分の重量がある。もちろん初めからサバイバルゲームで使う気はない。
エアソフトでは軽いスコープが歓迎されるが、実銃、特に精密ライフルでは銃自体がかなり重いので重量はあまり問題にならないらしい。
よってこれの用途は鑑賞用と、30mチャレンジとかですね・・・
レンジング可能なイルミネートレティクル、ファーストフォーカルプレーン、サイドフォーカス、ゼロストップノブ、34mmチューブと現代的なタクティカルスコープの特徴を網羅している
同じRazor HDと名前が付くモデルでもGen1とGen2では評価が結構違うし見た目も全く違う。
また1-6倍のGen2ショートモデルもチューブ径が違うなど単純なショートバージョンではない。
この度のスコープ比較のためにショートモデルをお借りすることが出来たので次回合わせて紹介します。


いつかGen1も見比べたいよね

Silencerco製Radiusが乗っている。
あのオスプレイサイレンサーのサイレンサーコーの距離計である。こんなものも作ってたんですね
光学機器と距離系をタンデムで載せるメリットはいちいちライフルを置いて測定するタイムロスを減らせることらしい。
射撃は牛丼屋のバイトより忙しいのだ。
乗せるのはエアソフトなので射程は30~40mだがこういうロマンを追えなくなったらこの趣味は虚しいものだ
フル装備状態の重量は驚異の2.2kg。
VSRより重い

ダメ押しで「夜も安心セット」にすると3㎏の大台に到達する
新生児かよ

見よ、この巨大なノブ。最高だぜ。
ゼロインはまずノブのクリックを0に戻してから・・・ノブが動かないようにゼロストップ(後述)をオンにする。
S&Bのようにノブを固定する三か所の芋ネジを緩める。
その後てっぺんの蓋を開けて、中のネジをマイナスドライバーなどで調整しながらゼロインする

この時クリック感はない。無段階に動く。
これが特徴的で、長距離でゼロインするとき、またはより精密にゼロインするとき0.1MRAD(100mで1cm)以下の微調整が出来る。
芋ねじを締め、蓋を閉めたらゼロイン完了
不用意なノブの回転を防ぐゼロストップ機能もあり、これの場合はノブを上に引っ張り出すとゼロストップが解除される


S&Bのようなインジケーター機能もあり、ノブを0点から回転させていくと・・・


このようにタケノコのようなインジケーターが一周ごとに飛び出してきて今が何回転目か知らせてくれる
こういうギミックが高倍率スコープの楽しいところだと思う
クリック感は固い部類だが変な遊びは全くなく、確実そのもの
1クリック0.1MRAD
レティクルはEBR2Cレティクル。ファーストフォーカルプレーン。
MRADタイプ




にぎやかなクリスマスツリーレティクルはホールドオーバーで活きてくる。そしてもちろんカッコいい

パワーダイヤルは半周程度の短いトラベルで3倍から18倍まで回せる。
スコープを覗きながらだとガッツリレティクルが拡大されてくるのが面白い

サイドフォーカスはオーソドックスな位置にある。
イルミネーションダイヤルも実はここに隠れているのだけど、どこかわかりますかね?

ここです。(ひょっこり)
輝度一段階につきオフポジションが挟んである。常に光らせる必要のないスコープには親切設計です。
マウントリングはスウェーデンのSPUHR。(スパーと読む)


馴染みの無い名前かもしれない。
ADM、ARMS、Larue、TPS(PTSではない)、Badger辺りのマウントを見てきたがその中でも間違いなく最高のマウントだと思う。
これだけで一つ記事が書けるレベル。というか書く予定。
1グラム当たりの価格はラルーの倍する(肉か)
最近の本場狙撃ライフルの画像を見てるとかなり使用例も増えてきた。
ラッピングしてないのにリングのスキマも一切出ない、ビッタビタの超高精度。
形状もエグイ


モジュラー式にオプションを増設できる。
このレールはレンジファインダー用のオプションパーツだ

ナイトフォース製のACI(アングルコサインインジケーター)も増設している。
防水のミルスペックタイプ

対物レンズは深緑色のコーティング。紫色も一枚見える
メーカーのHPにはいろいろ凄そうなことが書いてあるが詳しくはよく分からない

接眼レンズは色々な色のコーティングが混じって七色に反射する。

次回はいよいよ覗き比べ

大好きなスコープなので今日は特に記事が長い。
Vortex Optics Razor HD Gen2 3-18×50

このクラスのスコープでは、3~4倍から20倍以下までのミドル~ロングレンジ用、5~6倍から25倍程度までのロングレンジ用に分かれていることが多い。
ナイトフォースATACRシリーズ、Steiner T5Xiシリーズ、Bushnell ERSとXRS、Kahles K624I、Tangent theta、Leupold MK6とMK8などなど。
シュミットアンドベンダーやディオン光器は、9~10近い倍率比のモデルを展開しているが・・・
重量1360g
全長36.6cm
初めに断っておくがVortex opticsである。
Vector opticsと混同している人がたまにいるが全く違うメーカーだ。
3~4年前まではパッとした製品もなく中華に製造を委託した低価格帯が多かったので正直あまり印象がなかったが、
タクティカルシューティング競技で人気を博したりデルタのHK416や、MK17といった軍用銃に乗ってたりと今や飛ぶ鳥を落とす勢いの光学機器メーカーになった。(もちろん今でも低~中価格ラインはあります)


そう、マルイのHK416デルタに本来乗るべきスコープはVortex Razorなのだ
近年のPRS(Precision rifle series、精密ライフルを用いたタクティカル競技)ではシュミットアンドベンダーやナイトフォースといった大御所を抑えてシェアを席巻しつつある。
これは先日の記事でも紹介した。

Made in Japanである。たぶん産地は長野だろう。
アメリカでの価格は2400ドル前後、国内では35~40万程度だがそもそも個体数がないのでやはり時価である。
取り寄せで50万という数字も見たがそれはちょっと金取りすぎかな・・・
3倍から18倍という倍率はエアソフトの基準では高倍率だが実際には中距離~ちょっと遠距離くらいの倍率。
5-27と迷ってDMRにも似合うかもということでこちらを買ったがプレシジョンライフル競技では5-27の使用例が圧倒的に多いんですよね。
スコープ単体でほぼマルイG17二丁分の重量がある。もちろん初めからサバイバルゲームで使う気はない。
エアソフトでは軽いスコープが歓迎されるが、実銃、特に精密ライフルでは銃自体がかなり重いので重量はあまり問題にならないらしい。
よってこれの用途は鑑賞用と、30mチャレンジとかですね・・・
レンジング可能なイルミネートレティクル、ファーストフォーカルプレーン、サイドフォーカス、ゼロストップノブ、34mmチューブと現代的なタクティカルスコープの特徴を網羅している
同じRazor HDと名前が付くモデルでもGen1とGen2では評価が結構違うし見た目も全く違う。
また1-6倍のGen2ショートモデルもチューブ径が違うなど単純なショートバージョンではない。
この度のスコープ比較のためにショートモデルをお借りすることが出来たので次回合わせて紹介します。


いつかGen1も見比べたいよね

Silencerco製Radiusが乗っている。
あのオスプレイサイレンサーのサイレンサーコーの距離計である。こんなものも作ってたんですね
光学機器と距離系をタンデムで載せるメリットはいちいちライフルを置いて測定するタイムロスを減らせることらしい。
射撃は牛丼屋のバイトより忙しいのだ。
乗せるのはエアソフトなので射程は30~40mだがこういうロマンを追えなくなったらこの趣味は虚しいものだ
フル装備状態の重量は驚異の2.2kg。
VSRより重い

ダメ押しで「夜も安心セット」にすると3㎏の大台に到達する
新生児かよ
見よ、この巨大なノブ。最高だぜ。
ゼロインはまずノブのクリックを0に戻してから・・・ノブが動かないようにゼロストップ(後述)をオンにする。
S&Bのようにノブを固定する三か所の芋ネジを緩める。
その後てっぺんの蓋を開けて、中のネジをマイナスドライバーなどで調整しながらゼロインする

この時クリック感はない。無段階に動く。
これが特徴的で、長距離でゼロインするとき、またはより精密にゼロインするとき0.1MRAD(100mで1cm)以下の微調整が出来る。
芋ねじを締め、蓋を閉めたらゼロイン完了
不用意なノブの回転を防ぐゼロストップ機能もあり、これの場合はノブを上に引っ張り出すとゼロストップが解除される


S&Bのようなインジケーター機能もあり、ノブを0点から回転させていくと・・・


このようにタケノコのようなインジケーターが一周ごとに飛び出してきて今が何回転目か知らせてくれる
こういうギミックが高倍率スコープの楽しいところだと思う
クリック感は固い部類だが変な遊びは全くなく、確実そのもの
1クリック0.1MRAD
レティクルはEBR2Cレティクル。ファーストフォーカルプレーン。
MRADタイプ




にぎやかなクリスマスツリーレティクルはホールドオーバーで活きてくる。そしてもちろんカッコいい

パワーダイヤルは半周程度の短いトラベルで3倍から18倍まで回せる。
スコープを覗きながらだとガッツリレティクルが拡大されてくるのが面白い

サイドフォーカスはオーソドックスな位置にある。
イルミネーションダイヤルも実はここに隠れているのだけど、どこかわかりますかね?

ここです。(ひょっこり)
輝度一段階につきオフポジションが挟んである。常に光らせる必要のないスコープには親切設計です。
マウントリングはスウェーデンのSPUHR。(スパーと読む)

馴染みの無い名前かもしれない。
ADM、ARMS、Larue、TPS(PTSではない)、Badger辺りのマウントを見てきたがその中でも間違いなく最高のマウントだと思う。
これだけで一つ記事が書けるレベル。というか書く予定。
1グラム当たりの価格はラルーの倍する(肉か)
最近の本場狙撃ライフルの画像を見てるとかなり使用例も増えてきた。
ラッピングしてないのにリングのスキマも一切出ない、ビッタビタの超高精度。
形状もエグイ


モジュラー式にオプションを増設できる。
このレールはレンジファインダー用のオプションパーツだ

ナイトフォース製のACI(アングルコサインインジケーター)も増設している。
防水のミルスペックタイプ

対物レンズは深緑色のコーティング。紫色も一枚見える
メーカーのHPにはいろいろ凄そうなことが書いてあるが詳しくはよく分からない

接眼レンズは色々な色のコーティングが混じって七色に反射する。

次回はいよいよ覗き比べ
Unity Tactical Fast mount & Aimpoint 3x magnifier
Vortex Razor HD Gen2 1-6
Schmidt & Bender PMⅡ Shortdot 1.5-8×26
Nightforce BEAST 5-25×56
BT-engineering/AWP 34mm QDUMS CSASS
新しい筒選び
Vortex Razor HD Gen2 1-6
Schmidt & Bender PMⅡ Shortdot 1.5-8×26
Nightforce BEAST 5-25×56
BT-engineering/AWP 34mm QDUMS CSASS
新しい筒選び
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