Tama Night Vision Consumer

今日はスコープの覗き比べ記事を掲載する予定だったが、現場でお借りしたスコープの簡単な紹介をしてしまいたいと思う。



昨日まで紹介したのが私所有の右の四本。
左側の四本を新たにお借りした。画像が少ないのでこのコーナーでまとめて紹介してしまいたい


Vortex Optics Razor HD Gen2 1-6×24

昨日レビューしたRazor HD Gen2 3-18×50の姉妹機種になる。
3-18と同じく日本製。
イルミネートレティクルで特徴的なカラーリングは共通だがチューブ径は30mmになっている。
レティクルはセカンドフォーカルプレーンだ。
3gun程度までの射程を撃つショートスコープなのでサイドフォーカスはない。普通にサバゲで使うならこっちだね・・・
接眼レンズ周りが面白いことになっているのだがそれは覗き比べの会に。
米国価格1400ドル近辺。国内実勢価格は20～25万円ほど


・Premier Heritage Tactical 3-15×50

軍用スコープと言ったらリューポルドやシュミベン、ナイトフォースを挙げる人が多いかもしれない。
だが真面目にミリフォトを漁っていればプレミアの使用例はそれらに劣らずたくさん出てくる。
34mmチューブに巨大なノブを備えたスタイルはRazor HDやATACRにも少なからず影響を与えたのだと思う。
それくらい強烈なデザインで文句なしに格好いいスコープです。
これもまたサイドフォーカス、イルミネートレティクル、ファーストフォーカル、ゼロストップといった機能を持っている。
倍率比的にはRazor Gen2 3-18と同クラスだ。
残念ながら今から入手しようとしても手に入らない。メーカーが倒産してしまったからだ。
米軍では今でも現役だがマニアにとっては幻のスコープといえる。これも頑張って中古を探して手に入れた個体とのこと
売ってた頃の価格は3000ドルほど。中古価格は怖くて聞けない。
プレミアがプレミア品になっちゃったというワケです



・Nightforce ATACR 5-25×56

Premier 3-15やRazor 3-18よりも一段階高倍率なスコープ。
NXSで有名なナイトフォースが次世代タクティカルスコープとして発売したのがこのATACR(と最上位機種のB.E.A.S.T)である。
30mmチューブだったNXSから34mmチューブに移行した。
ファーストフォーカルのF1モデルもあるがこちらはセカンドフォーカルだ。
距離に応じて頻繁に回すエレベーションノブにゼロストップノブを搭載しているがウィンテージはキャップドノブになっている。
イルミネートレティクルはレッドとグリーン(珍しい)に発光する。
Razor並みの巨体だが重量はおよそ300g近く軽い。マウントはLaRue製でレンジファインダー用マウントを搭載している。
米国価格2600ドルほど。国内では35～40万円くらいのはず



・ディオン光学 March F Compact 3-24×42

日本のディオン光学技研による逸品。
重量700グラムくらい、30mmチューブ、最短焦点距離10ヤード、8倍率比にFFP、それでいて光学性能は一級品という・・・変態です。
この倍率比をファーストフォーカルに採用しようと思ったらかなりレティクルの設計を工夫しなければならないがいかにしてディオンがそれを解決したかは次回の覗き比べをお待ちいただきたい。
マウントは私も一押しのスウェーデンのSPUHRがついている。SPUHRはマジでいいぞ
価格は20～25万ほどと聞いているが地産地消なのでコスパも良いのだ

これで覗き比べに出てくる全選手の紹介を終えた。
右から名前をもう一度書いておきます


・Nightforce NXS 2.5-10×24
・Vector Optics Siegfried 3-12×50
・ノーブランド Leupold mk4レプリカ 3.5-10×40
・Vortex Optics Razor HD Gen2 3-18×50
・Vortex Optics Razor HD Gen2 1-6×24
・Nightforce ATACR 5-25×56
・Premier Heritage Tactical 3-15×50
・ディオン光学 March F Compact 3-24×42


次こそは覗き比べ記事を書きます。